箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年4月10日
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仙石原の諏訪神社で27日に湯立神楽が行われ、集まった人々の頭上に「無病息災」の湯しぶきが舞った。江戸時代から続く行事で、今年は国選択無形民俗文化財に登録されてから40周年の節目。境内には笛や太鼓が響き、池で身を清めた6人の舞い手たちが、約2時間半の儀式に臨んだ。
湯立神楽で獅子が手にしたのは境内で採ったクマザサの束。もうもうと湯気が立つ釜にひたし、取り出しては打ち鳴らした。笹は玄関に飾ると厄払いになるとされ、儀式後に来場者が一葉ずつ抜いて持ち帰った。