箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月15日
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箱根町役場にこの春、新しい財源を探る専門部署「特定政策推進室」が発足した。町の今年度歳入は固定資産税の評価替えの影響で町税はマイナス2億円となり、厳しい台所事情になっている。新設チームは3人体制。現在は箱根に合った新しい「ふるさと納税」を模索している。応援したいふるさとの自治体に寄付をすると住民税などから控除される仕組みで、出身者でなくても寄付が可能。
県内では三浦市では市外からの寄付に対して用意したマグロやプレミアム刺身セットなどが人気を呼び、昨年度1億5千万円を集めて注目を集めた。箱根町の昨年のふるさと納税は15件、約500万円だった。記念品は宿泊補助券や観光施設入場券だったが、3月でこれらを一時停止して内容の見直しを図っている。
湯河原町はミカンやジャムなどのセットなどを用意、昨年の額は約530万円(10件)だった。真鶴町でも柑橘セットや干物セットを用意、昨年集まった額は約550万円、件数は420件と下郡で最も多かった。地元の海産物が売りだが、三浦などで提供する刺身などは安定供給が難しい。4月からはレンタカーのクーポンや博物館のチケットなどのセットも登場している。