箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月15日
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4月29日の「昭和の日」、五所神社にある湯河原頌徳社前で例大祭が行われた。戦没者301人、自治功労者198人を祭る行事で今年で57回目。神職による儀式の後に遺族など約70人が続々と献花し頭を下げた。4歳の時に父(当時32歳)を戦争で亡くした石井紘一さん(71歳・門川)は「父の記憶はないが、献花のたびに早く死んだんだな、と思う。また戦前のような事にならないでほしい。私たちのような遺族が増えないよう祈っている」と話していた。湯河原町遺族会の会員数は180人だが、年々減りつつあるという。