箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年6月12日
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湯河原の吉浜海岸で7日に日本サーフィン連盟湘南西支部主催の「SEISHINCUP」が開かれ、国内各地から230人が集まり技を競い合った。地元湯河原かはら20人ほどがエントリー。シニアクラスの部では全日本大会出場経験者でサーフショップを経営する宗政利夫さん(43)が制限時間ぎりぎりまで波を追い、40人中2位に入った。
ビギナー中心のクラスでは茅ヶ崎の田中映伍君(11)がサポート役の大澤英樹さんと沖に出た。映伍君は生まれつき両腕がないが、水泳の経験もあり1年前からサーフィンを開始。父・一郎さんもサーファーで「消極的に育てたくない」と後押しした。今回が初の大会出場だったが、打ち寄せる波に耐えながらボードに座り、大澤さんの後押しで波を滑走。波打ち際までのロングライドを何度も決め、2回戦に進出。映伍君は「怖くない。スピード感が好き」と笑顔を見せていた。