関東学生陸上競技連盟は、箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)往路の4区と5区の区間距離を変更することを決定した。距離変更に伴い、小田原中継所の場所が、メガネスーパー前(小田原市本町)から鈴廣前(同風祭)に変更となる。中継所の移動に伴い、区間距離は、最も短かった4区が18・5Kmから20・9Km、最も長かった5区が23・2Kmから20・8Kmに変わる。
小田原中継所の変更は11年ぶり。それまで往路復路ともに鈴廣前だったが、鈴廣の施設拡張工事に伴い、第82回大会から現在のメガネスーパー前に変更になっていた。
鈴廣の工事完了後も中継所の変更はなかったが、距離が長い5区の負担が大きく、低体温・低血糖の選手が多数発生していたことや総合成績に対する5区の貢献度が大きすぎること、4区の距離が短く、マラソンに順応できる選手の芽を摘み取っていることなどから、連盟が中心となって変更を検討する議論をしてきた。
昨年11月に「今後3年以内をめどに見直す方向で協議を開始する」ことを決定しており、このほど連盟の最高議決機関である代表委員総会で決議された。
なお距離変更に伴い、これまでの4区と5区の区間記録および往路・総合記録は参考記録扱いとなる。
第93回箱根駅伝は2017年1月に開催予定。