箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年3月11日
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小田原の万葉倶楽部(株)が、東京豊洲に湯河原温泉などを活用した新施設を造る。
築地市場の豊洲移転(11月)に伴う事業の一環。都は築地市場の周辺にあった場外店舗を新市場の隣に集約した「千客万来施設」事業を計画している。今月4日、舛添要一都知事はその整備・運営事業者が同社に決定したことを発表した。
同社が提案したコンセプトは食を起点にした日本の文化の発信。江戸の街並みを再現したスペースでの飲食・物販店舗、市場隣接地を活かした新鮮食材などを販売する商業ゾーンと、24時間営業の温泉・ホテルを展開し、年間約200万人の来場を見込む。来年1月に着工し、ホテルゾーンは19年夏に開業の予定。完成後は湯河原などから温泉が運ばれ、本場の湯けむりがラグビーW杯や東京五輪客を迎えることになりそうだ。