箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年4月8日
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ムスリム(イスラム教徒)がもっと気軽に箱根を観光できるよう、県と慶大、小田急が連携して「箱根モデルコース」を作り、30日に小田急のHP上に公開した。
訪日観光客のうちムスリムの多いマレーシアやインドネシア人の観光客が増えつつあるが、箱根には宗教に配慮した観光ガイドやPRはほとんどない。
コースは小田急が原案を示し、県や慶大のイスラーム研究・ラボがアドバイスを加える形で検討。会議では「寄木細工がイスラム美術のモザイクに似ている」といった意外な発見もあった。旅のモデルになったのはインドネシア人でムスリムのハリー・クルニアワンさんと、妻のインタン・ノヴィア・ファトマ・ナンダさん=写真。新宿でフリーパスを購入し、日帰り温泉施設や寄木体験、成川美術館や海賊船などを1泊2日で巡る。礼拝は日帰り温泉の「箱根湯寮」個室を使ったり、山のホテルや小田原だるま料理店での食事は、豚肉やアルコールを使わないメニューも提案している。