箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年5月26日
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仙石原の国道138号線沿いに通行人の注目を集める民家がある。戦車や戦艦など、開け放った窓に、ずらりと並ぶのはプラモデル。住人の名越一久さん(67)に展示の理由を聞いた。「何十隻の船を作ったかな。プラモの店と勘違いしてやって来る人もいますよ。道行く人の目を楽しませたい。観光振興になればと思ったんです」。名越さんは6年ほど前に趣味のプラモデルを展示し始めた。ミリタリー系の展示が多いのは、少年時代を米軍キャンプのある御殿場で過ごした日々も影響している。「戦車や装甲車の実物を見て育ったし、御殿場駅の横に高射砲が置いてあって、よく遊ばせてもらいました」。芦ノ湖畔近くの飲食店で調理スタッフとして働いていたこともあり、愛着のある海賊船のモデル、ビクトリア号やロワイヤル号などの海賊船模型も組み立てた。室内の棚には以前に購入したものの、まだ手をつけていない在庫品がぎっしり詰まれている。