箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年5月26日
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「十郎の身代わり石」とも呼ばれ、触ると安産や厄除けなどのご利益があるとされる「虎御石」が大磯の延台寺で5月28日(日)に特別開帳される。130kgの虎御石は、子宝に恵まれなかった山下長者の妻に虎池弁財天が授けたとされる。まもなく生まれた女児・虎の成長に合わせて石も大きくなったという伝説から、子授けのご利益があると信じられている。
また箱根にゆかりのある「曽我物語」の主人公で、虎と恋仲にあった曽我十郎が刺客に狙われた際、石が身代わりになったという言い伝えもあり、矢や刀でつけられたような傷が残る。祭りは午後1時から。虎御石おねりなどを経て本堂でご開帳を迎える。参拝者は石に触れることができ、1年の無病息災を祈念した「お福米」も配られる。ご開帳は午後5時まで。
境内では、2時30分ごろから小田原市の団体による曽我五郎「ういろう売り口上」と「ういろう太鼓」が奉納される。曽我兄弟ゆかりの木遣り奉納は4時半ごろから。甘酒の振る舞いや虎御石のお守り販売もある。問い合わせは延台寺【電話】0463・61・0742。大磯町大磯1054(国道1号線沿い大磯郵便局そばの信号「穐葉神社入口」前)