真鶴町で9月19日告示、24日投開票の日程で町議選が行われる。
現職11人のうち黒岩範子氏(共産)、高橋敦氏(無所属)、岩本克美氏(同)、海野弘幸氏(同)、村田知章氏(同)、青木嚴氏(同)、二見和幸氏(同)の7人がすでに立候補の意向を示しているほか、公明党の板垣由美子氏と田中俊一氏は党公認が未確定で正式決定していない。青木繁氏(無所属)は「検討している」とし、光吉孝浩氏(同)の動向は分からなかった。
前回の選挙では11議席に対し14人が立候補、投票率は68・7%だった。今回も議席数は11となる見込みだが、真鶴町議会では議席数について複数回の議論を重ねており、議員の間からは「町民の声を反映するために一定数が必要」といった現状維持の声のほか、議席数の削減、委員会統合の意見も上がったという。青木嚴議長は「今後の議会で定数について発議があれば、質疑討論採決する」とし、選挙前に議席数が変わる可能性も否定していない。
さらに町議会は議員の活動と報酬について検討するため、委員会出席など年間の活動日数を調査。多い人で165日、少ない人で73日と開きがあることが分かった。こうした差を定額の議員報酬に反映させる検討もあったが、評価方法などを理由に格差をつけられないという結論に達した。