箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年6月9日
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箱根の旧仙石原中学校を総合型スポーツクラブとして運営する星槎グループが、2010年に閉校した旧片浦中学校を教育施設として活用する事業案を出し、住民説明会が5月25日に根府川で開かれた。
説明会には加藤憲一市長や星槎大学の井上一学長らが出席。地域住民は、約40人が参加した。
市は、有効な施設活用策が決まらない中、昨年度に民間による可能性を検討し今回の提案があった経緯を説明。続いて星槎側から、教科の単位や高校卒業資格に必要なスクーリング等を受講するための会場や、スポーツ専攻の生徒の宿泊施設として中学校を整備し、18年4月から利用する案などが説明された。現在、学校施設を利用している地域住民の活動にも最大限協力する方針も示された。
会場には、星槎グループによる活用案を初めて知った住民もおり「すでに利用開始時期も書いてあり、ほぼ決まっているように感じる」と疑問の声も。長年要望している中学校周辺の道路拡幅を強く求める意見や、「地域の歴史を知ってもらいながら、ぜひ前向きに進めてもらいたい」などさまざまな声があがった。