箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年4月6日
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湯河原文学賞の表彰式が3月22日に役場で開かれ、最優秀賞に選ばれた鳥とおるさん(59・兵庫県)と選考に携わった作家の西村京太郎さん(87)が対面した。今回は137作品の応募があり、受賞作「武蔵の太刀」は宮本武蔵の知られていない弟子が主人公。西村さんは「短編で原稿枚数に限りがあったのか物足りない部分がある。描写は面白い、力はすごいからぜひ長編を」とエールを送った。鳥さんは会社員で、40歳の頃に「日曜大工みたいなもの」と執筆を始めた。時代小説が好きで受賞作は半年かけて完成させた。「テレビでチャンバラがすたれている。剣豪のハラハラする闘いを描きたい」と語った。最終選考作品…「ベナレスへ」島村潤一郎(石川県) /「南立橋一丁目主婦強盗殺人事件の女」奥田謙治(東京都)/「私が忘れた月日と姉」 吉田葵 (広島県)