箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年7月6日
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県内には箱根湯本にしかいないヒメハルゼミ(町天然記念物)の抜け殻探し観察会と鑑定士講習会が、2日に早雲寺で開かれた。生息地である境内裏の林で湯本小学校や湯本幼児学園の子どもたちが2cmほどの小さな抜け殻を集めた。今年の初鳴きは昨年より1週間ほど遅い6月23日。勤行ゼミとも呼ばれ、一匹がジージーと鳴きだすと、つられるように複数が鳴き出し、合唱になる。この日集まった殻は過去最多の82匹分。殻探しの途中、保護者が羽化した緑色のヒメハルゼミを発見する一幕も。羽化は夜間が多く、昼間に出会うケースは珍しいという。