箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年8月24日
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湯河原駅近くの日本キリスト教団湯河原教会に18日、竹の礼拝堂が姿を現した。東海大工学部の杉本洋文特任教授が教える学生約10人が、OBの設計をもとにワークショップの一環で組み上げた。
杉本教授は湯河原在住で、町立図書館や湯河原海浜公園など全国の公共施設などを手がける建築家。金子信一牧師と湯河原中学校の同級生だった縁で企画が実現した。
材料は地元の竹。アーチ状の骨組に防水性の布を張った。学生の久保由輝さんは「設計や模型作りが多いなか、実物を組み当てるのは貴重な経験。現場の作業が勉強になった」。礼拝堂はしばらくして解体されるという。
同教会自体も築40年以上と老朽化しており、学生たちは新教会のデザイン提案も手掛けている。金子牧師は「建替に向けて今後の資金が課題だが、素晴らしい弾みになった」と語っていた。