箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年9月21日
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湯河原町の新公共交通
湯河原の交通不便地域に新しい公共交通を導入するため、10月1日からデマンド型乗合タクシーの実証運行が始まる。似た形の交通は開成町や大磯町でも実施している。
運行は平日のみで、湯河原タクシー(株)と真鶴タクシー(有)の共同運行。不便地域の4エリアと湯河原駅周辺の公共施設や大規模店、医院など「目的地エリア」を直行便で結ぶ。運行便は不便エリア発が9時、10時、午後2時、午後4時で、目的地エリア発が10時半、11時半、3時、4時半と決まっている。
利用するためには、当日朝6時から運行1時間前までの予約が必要で、登録は不要。運賃は400円で中学生以上の大人が2人以上同時に乗ると1人300円に割引される。障がい者手帳や免許自主返納者の運転経歴証明があれば割引される。電子マネーは利用不可。
実験期間は1年で、利用者にアンケートハガキを配り意見を集めるなどして、見直しや改善を図る。運行を続けるための条件は1便あたり1・3人以上の利用や、1日あたり2・4便以上の運行。町地域政策課では「まずは利用して頂きたい。乗合の趣旨には色々あるが複数利用で(同乗者と)顔も合わせることになる。外出の機会が増えれば」と話している。