箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年10月19日
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県町村会長を務める富田幸宏湯河原町長や黒岩祐治県知事、小林常良市長会長が11日に連名で臨界前核実験への抗議文を米大使館に出した。「到底理解できない」「強い憤りを覚える」と強い文言を盛り込み、米大使館にファクスしたという。この実験は核分裂に達する「臨界」を起こさずに核兵器の性能を測るもので、米国での実施は5年ぶり。オバマ政権時代にも繰り返されており、その都度抗議文を連盟で出してきたほか、最近では北朝鮮の核実験に対し金正恩委員長宛てに国連経由で抗議文を送った。
返信来た事も
こうした抗議に対してほとんどは無反応だが、2011年の抗議では駐日大使から「大統領に回送しました」と返事がきた。文面には「私たちが核兵器を保有している限りその安全性や有効性を実験を行わずに維持しなければならない」、「サンディア国立研究所のZマシンで行われる試験で、研究者は超高圧・高温でのプルトニウムの特性を調べることができます」と淡々と説明。最後は「ご意見をいただきありがとうございました」と結ばれていた。