小田原で不発弾さわぎ
小田原市栄町3丁目の家屋解体現場で9月27日、不発弾らしきもの=写真=が見つかり、警察、消防が出動した。道路には交通規制がひかれ、辺りは一時騒然となったが、爆発の危険性はないとみて県警本部が手でつかみ車で回収、自衛隊で処分することになった。
県警生活経済課によると、今回見つかったのは使用済みの照明弾で、大きさは長さ60cm・直径10cm。戦闘訓練やミサイルの照準を合わせるために使われるものだという。
このような砲弾は、ミリタリーショップなどで取り扱われており、収集家も多いとのこと。担当者は「同様なものを見つけた場合は、爆発の危険性もあるため通報してほしい」と話す。
照明弾が見つかった建物は、築100年が経過し、1979年から空き家だった。解体作業中の作業員が押入れの天袋で発見した。