ヒスイ色の花開く 芦之湯フラワーセンター
芦之湯のフラワーセンターでヒスイ色の花が温室を飾るように開花している。名前は「ヒスイカズラ」で、原産はフィリピン。弦を巻いて伸びるマメ科の植物だ。 同センターに持ち込まれたのは一昨年秋のこと。初めて箱根の冬を乗り越えたと思った直後の3月、箱根全山が計画停電に突入した。室温が上がらなくなると植物にも目立った変化が現れ始めた。例年よりも余計に葉を落とすもの、逆に生存本能を刺激されたのか、コーヒーの木のように驚くほどの実を結ぶ植物もあった。ヒスイカズラは昨年花を2房付けたのみだったが、今年はその分を取り返すように10房ほどが垂れ下がっている。見頃は6月中旬まで続きそうだ。