新調の釜で湯沸かす 宮城野で「湯立獅子舞」
国指定無形重要文化財の「湯立獅子舞」が15日に宮城野の諏訪神社で行われた。今回は古い釜を郷土資料館に納めて、釜を新調。煙と湯気が漂う境内では「宮めぐりの舞」「三本剣の舞」に続き「湯立の舞」を奉納、獅子が煮えた湯釜にクマザサの束を入れ、参拝客に無病息災を願う湯しぶきを降りかけた。湯は小さな容器に分けて配り、その前には100人ほどの参拝客が列を作っていた。
境内には大河ドラマで崇徳上皇を演じた井浦新さんがドキュメンタリー番組の撮影で来場、カメラを手に儀式を懸命に追っていた。