真鶴でTシャツアート展 気仙沼からおかえり
ケープ真鶴の一角で2月20日まで、手描きのTシャツアート50枚が海風に躍った。音符や笑顔、メッセージなど思い思いのデザインが連なった。作品群は昨年秋にお林展望公園で開催された「真鶴フェスティバル」で、家族連れが筆を振るったもの。乾いた作品は昨年10月に宮城県気仙沼市に運ばれ、「気仙沼Tシャツアート展」(NPO砂浜美術館主催)の作品に加わった。展覧会は気仙沼やその周辺に人や物の交流を生み出そうという企画で、この50枚は真鶴半島にも似た景勝地・岩井崎に展示されたという。今回の里帰り展示の後は作者のもとに返却される予定。イベントを手掛けた天野晶さんは「作品を見ると気仙沼を思い出し、子ども達の思いを感じて胸が熱くなる。来年もぜひ続けたい」と話していた。