増税前夜の忙しさ 下郡でも”駆け込み”多く
1日からの消費税増税に合わせ、箱根登山線やJR線の駅では静かになった改札前で運賃表の交換が行われた。JR湯河原〜小田原間は大人320円で変更なし(券売機)、箱根登山線強羅〜小田原間は650円から670円となった。
真鶴駅近くのコンビニでは「一晩で全ての値札交換は難しい。数日間かけて徐々に付け替えレジでその時点の税率で計算していた」という声も。3月の駆け込み需要は湯河原や真鶴でも同様で、海岸近くのエスポットでは「毎日が年末のようだった。売れ行きは昨年より2割増しほど」と振り返る。同店近くにあるヤマダ電機では「冷蔵庫や洗濯機などいわゆる白物家電が売れた」と振り返る。ノジマでは「ウィンドウズXPのサポート期間終了もあり、パソコンの買い替え相談も多かった」と話す。増税後対策としてはスーパーを中心に特典を打ち出している店があり、エスポットではポイント特典を充実(9日まで2千円以上お買物でポイント5倍券)させた。ドラッグストアのクリエイトでは、4月6日〜30日までボーナスポイント特典(千円以上買物)を用意している。
箱根のホテル・旅館予約状況
増税後も堅調
箱根町の旅館協同組合の調べによると「増税の影響は少なめ」という。4月や5月連休付近の予約状況は旅館・ホテルとも大きな変化はなく、3月は前年比100%前後。もともと箱根では春は予約が入りやすいという。2月は大雪に見舞われ、予約は対前年で90%程度に減っていた。