「未病を治す」取り組み本格化 県が担当部長配置
神奈川県は4月1日、政策局に県西地域活性化担当部長を配置した。3月28日に発表した政策「県西地域活性化プロジェクト」を担当部長のもと本格化させる。
健康寿命日本一を目指す県は、2020年までに実績をあげ、「神奈川モデル」として世界に発信したい考え。そのために「ヘルスケア・ニューフロンティア」を政策として示し、「最先端医療・最新技術の追求」と「未病を治す」の2方針から施策展開を図る。
横浜・川崎で「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」、県央では「さがみロボット産業特区」を推進し「最先端医療・最新技術の追求」を進める。
小田原、南足柄、足柄上郡・下郡の2市8町ではは新たな担当部長のもと、各市町や団体、企業と県が連携し「県西地域活性化プロジェクト」(16項目)に沿って、各地にある温泉や農林水産物、自然環境などを「未病を治す」に結び付けて、高齢社会における生活の質的向上と、市場開拓などに取り組んでいく。
1日に就任した藤澤恭司県西地域活性化担当部長は「『未病』をテーマに意識を共有し、健康づくりと経済活性化を進めていく。今後は個々のプロジェクトを推進していく」としている。