「伝えなければ」決意新たに 下郡遺族会が解散
足柄下郡遺族会(力石喜美男会長)が23日にニューウェルシティ湯河原で解散式を開いた。同会は昭和24年に、遺族会連合会として発足し、戦没者追悼行事への出席や、遺族の処遇改善運動などを行ってきた。
今回の解散は下郡の遺族会が、箱根・湯河原・真鶴それぞれに分かれるための解散で、活動は変わりない。式には関係者48人、3町長などが出席、全員で戦没者を思い「ふるさと」を歌った。力石会長(81)はこれまでパプアニューギニアを2度訪れ、遺骨収集に加わった経験がある。「今の日本の繁栄は英霊の尊い犠牲の上に成り立っていることを、子や孫に伝えなければ」と決意を語った。