小田原署員、広島で捜索 機動隊員が1週間活動
小田原署に所属する機動隊員14人が、8月26日から1週間、土砂災害で70人以上が亡くなった広島市内で捜索に加わった。同隊は普段、交通取締りや警備などに携わり、1市3町の管内を越えて活動しており、今回は藤沢や平塚の機動隊員らとともに土砂被害の大きかった同市安佐南区に派遣された。現場には押し流されて原型をとどめない家屋が残り、2〜3mほど土砂が積もった場所も。隊員たちは棒やスコップで土を探りながら除去。日没後も作業を行ったが、行方不明者を見つける事はできなかった。和田茂宏小隊長(33)は「土とともに食器などが出てきた。一瞬にして生活が奪われたのだろう」と語った。