阪神甲子園球場で3月21日(土・祝)に開幕する第87回選抜高等学校野球大会の出場32校が1月23日に発表され、小田原足柄シニア出身の江藤勇治君(酒匂中出身)と勝俣翔貴君(箱根中出身、ともに2年)が主力を務める東海大菅生高校(東京都あきる野市)が選出された。
同校は、出場の選考対象となる昨年の秋季東京都大会で優勝。主将の江藤君は4番ショート、勝俣君もエースで3番、副主将として投打に渡りチームを牽引した。
出場校発表の日、2人はチームメートらとともにその瞬間を待った。午後3時すぎに北川裕司校長から吉報を伝えられると、一斉に帽子を高々と空に掲げ、9年ぶり3回目の選抜出場を祝った。初の甲子園へ挑む2人は、「大会まで練習を重ねて結果を残したい」と口を揃えた。
中学からの親友目指すは”日本一”
江藤君と勝俣君は、中学時代から小田原足柄シニアでともに汗を流し、全国大会ベスト8の経験を持つ。江藤君は「後ろから見ていて勝俣の気持ちはわかる」と話し、エースを盛り立てていく。また、主軸を担う攻撃でも、「自信はある」と活躍を誓った。最速142キロを誇る勝俣君は「甲子園で1番目立ちたい」と力強く語った。
選抜大会の組合せは、3月13日(金)に決まる。「プライベートでも仲がいい」という小田原足柄コンビが、同校初の日本一を狙う。