箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年12月18日
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9月から議会を欠席していた中島寛町議(3期目)が今月7日に湯河原町議会から除名された。
中島氏は9月定例会初日に「身の危険を感じる」という理由で、3月までの本会議や委員会などを欠席する旨の書面を事務局に提出。議会側はこの理由を認めず、10月には出席停止の懲罰を受けていた。その後も議会だより編集委員会や12月定例会などへの出席を再三求めたが、姿を見せず、欠席の弁明もなかったという。議会側は1日に懲罰特別委を開き「議員としての義務を果たしていない」「議会基本条例にも反している」として除名の意見で一致した。
地方自治法によれば議員の除名には議員の3分の2以上が出席、4分の3以上の同意が必要。今月7日の本会議には同僚町議12人が異議なしで全員賛成し、本人不在のまま室伏重孝議長が除名を宣告した。取材に対し中島氏は「わずか3ヵ月での除名だった。県への不服申し立てを検討する」と語った。
なお、中島氏に対しては町条例通り、期末手当約81万円が支給される。