箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年12月1日
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毎週火曜にコミュニティ真鶴が、子どもで賑わっている。大人が見守るなか、ゲームをしたりマンガを読んだり。名前と利用時間を書けば過ごし方は自由な「子どものいい場所」。発足から1年が過ぎた。
自称「おせっかいおばさん」の中村恭子代表(58)は、高校生の頃から子どもたちの野外活動などに携わってきた。真鶴には児童館がない分、町教委による「放課後子ども生き生きクラブ」が週3回ある。その合間の火曜に「子どものいい場所」を開くことにした。発想から開催までは準備に1年半をかけ、近隣の「子ども食堂」を視察したり、協力を求めて頭を下げた。
今では子どもたちが「場所」に来ると「おかえり」が自然に出てくる。11月25日には「食卓の場」を開き、大人と子どもでスイートポテト作りを楽しんだ。告知ポスターは高校生スタッフ・佐々木芽流さんの手作り。中村さんは「あと10年は続けたい。通っている子どもたちが中学や高校に上がって、悩みがあったら立ち寄れる、より所になれれば」と話していた。