箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年5月11日
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小池百合子都知事が5月1日に小田原市栄町の万葉倶楽部(株)を訪れ、高橋弘会長と面談した。
同社は築地から豊洲へ移転する東京都中央卸売市場の観光拠点「千客万来施設」の事業予定者に決まっている。昨年6月に小池都知事が「築地は守る、豊洲を生かす」と発言。「築地は食のテーマパークに、豊洲は総合拠点に」と方針転換し、同社は「事業の大前提が唐突に変更された」として現在準備を停止している。
当初、長谷川明副知事が訪問する予定だったが、副知事に続いて小池知事も到着。約30分の面会後、小池知事は「直接ご説明に上がった。いくつかまだ開きがあるが、行政としてできること、できないことなどもある」と話した。万葉倶楽部の高橋弘代表取締役会長は「急に現れたからびっくりした」と振り返り、「時間がかかっていることで建築費が上がってしまい、事業を困難にしている。すでに準備に約10億円かかっているので事業から降りるに降りられないが、今の状況では進まない」と述べた。