箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年7月20日
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東日本大震災の年に石巻市で開花したヒマワリが箱根町湯本の社会福祉協議会前で開花し始めた。職員の中橋左英子さん(58)が現地を訪れた際、語り部の人からその存在を教えてもらい、この春20粒を入手した。
2011年の夏、市内の流失した店舗の地にがれきの材木で「がんばろう!石巻」の看板が建てられ、その店の基礎からヒマワリが伸び始めた。「ど根性ヒマワリ」とも呼ばれて種が広まっており、この花は初代から数えて「8世」にあたり、社協では小さな畑に「防災の種まき」として案内板も付けた。中橋さんは「『どうしたら命を救えるのか考えてほしい』という、被災地の思いを広めたい」と話している。