相洋中学校で2月20日に行われた小峰会講演会で、大相撲元大関のKONISHIKIさんとバレーボール元女子日本代表の田中姿子さん、宝来麻紀子さん、杉山祥子さんが登壇した。
冒頭でKONISHIKIさんが「家族」をテーマに講演。相撲を志し、18歳で日本を訪れた際、無一文からのスタートだったが「母のために頑張ろう」と日々奮闘していたエピソードを披露した。「母には相撲はしなくていいからハワイに帰ってこいと言われていたが、仕送りの存在を母が知ってからは帰って来なくていいからもっと勝てと言われるようになった」と笑いを誘った。
また、KONISHIKIさんは「大切な人のためと思えば自然とパワーが湧いてくる。みなさんもこれから夢に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。
続いて2部では田中さん、宝来さん、杉山さんを交えた4氏と中学生による「夢」をテーマにしたパネルディスカッションを実施。中学生から「ポジティブを保つには」「練習通りの力を試合で出すには」などの質問が寄せられた。
杉山さんは「自分にプレッシャーをかけて打ち勝つ練習をしてきた。プレッシャーはやりがい」とアドバイス。宝来さんと田中さんも「失敗してしまったらどうしようではなく成功したときのイメージを持ってほしい」と続けた。中学生たちは「テストや部活の練習で不安になりがちなときにこの考え方を活かしたい」と笑顔で応えた。