目標届かず13・4%減 夏至の節電チャレンジ
神奈川県と川崎市、横浜市、相模原市の4自治体が県民や企業に呼びかけて、「前年比15%カット」を目標とした節電チャレンジが先月22日に実施された。結果は13・4%で目標には届かなかった。
この取り組みは、福島第一原発事故の影響による夏の深刻な電力不足に備えようと、本格的な夏を迎える前にリハーサルとして実施された。対象の午後1時から3時までの電力使用量を削減するため、企業に対して昼休みの時間帯を分散させる「ランチシフト」の実施を呼びかけ、県民には冷房の使用を抑えるように呼びかけた。
夏至のこの日は今年初めて最高気温が30度を超える真夏日。対象の2時間の平均気温は31・2度(横浜)で前年よりも約3度高く、厳しい条件だった。
対象2時間の県内の消費電力は677万キロワット。前年の782万キロワットよりも105万キロワット削減した。削減率は13・4%で目標の15%には届かなかったものの、午前10時台から16時台の全ての時間帯で昨年を下回った。
川崎市環境局の担当者は「前年よりも3度高かった影響もあり、15%カットは難しかった。なかなか市民にこの取り組みが周知できなかった面もあった。本格的な夏に向けて気を引き締めていきたい」としている。
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5月3日
4月26日