地域の防犯団体が協力した「ひったくり・振り込め詐欺撲滅キャンペーン」が10日、ダイエー向ヶ丘店前で行われた。参加したのは多摩防犯協会、多摩警察署、多摩防犯指導員会、川崎新田ボクシングジムの全50人ほど。
「せっかくもらっても家に置いとくだけじゃ意味ないからね」。防犯指導員は自転車でダイエーに来た人や近くを通った人たちに声をかけ、その場で次々と自転車の前かごに防犯用のネットを取り付けていった。ネットがあれば、ひったくりに狙われる危険を減らすことができるという。ほかにも啓発チラシや自転車のワイヤー錠なども配布した。ネットをつけてもらった人からは「そんなに発生が多いとは知らなかった」といった驚きの声も聞かれた。
防犯協会の関口鐘雪会長は「多摩区はひったくりが多い地域。こういったキャンペーンで少しでも多くの人に知ってほしい。振り込め詐欺は現時点で昨年の発生件数を超えている。力を入れて1件でも発生を減らしていきたい」と話した。
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