疫病退散の願いを込めて、800年以上前から行われてきた神奈川県指定無形民俗文化財の「菅の獅子舞」があさって11日(日)、薬師堂(菅北浦4―16―2)で行われる。小雨決行。午後2時から。
地域で続く伝統を次の世代に残していこうと、獅子舞を継承する菅楽師奉賛会と菅獅子舞保存会が地元の小中学生を集めて実施してから今年で3年目となる。
当日は小中学生が日ごろの練習の成果を披露。獅子舞の演舞と演奏が行われ、天狗を先導役に、笛と唄に合わせて獅子たちが太鼓を打ちながらダイナミックな舞いを演じる。
激しい動きをする獅子舞を踊るには体力も要求される。獅子頭は3・5キロ以上の重量があり、胸にさげる太鼓も2キロほどの重量があるという。子どもの体力も考え、昨年までは舞の時間を短縮して行っていた。今年からは子どもたちも成長して体力がつき、1時間10分にも及ぶ完全版を踊るという。
自らも獅子舞を舞った経験を持ち、子どもたちの指導にあたる保存会の宇津木東功(はるたか)会長は「今年で3年目となり、だいぶ上達してきた。一番上の子が中学3年生になり、体力もついてきたので、今年は全部通して舞を披露する。暑い時分に獅子頭をかぶっての練習は本当に大変なこと。ぜひ子どもたちの練習の成果を大勢の人に見に来てもらえれば」と話している。
|
<PR>
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|