菅北浦の福昌寺(天台宗)で旬の食材をお粥で味わう月例イベント「座りびと・旬粥」が8日に行われた。イベントを開始してから1周年にあたる今回は、秋の味覚である松茸粥が振る舞われた。
このイベントは、調理師免許を持つ同寺の副住職・飯沼康祐さんが企画したもの。「旬の食材をいただくことで、季節を感じるきっかけにしてほしい」と月に1度の開催を重ねてきた。
この日の参加者は19人。本堂の厳かな空気の中で座禅を24分間組んだ後、食前の3分説法を聞き、お粥を味わった。食べ終わった後は「洗鉢(せんぱつ)」と呼ばれる食事作法で椀を洗った。
参加した清水映里さん(41)は「お粥が毎回おいしくて、今年の2月から通っている。日常の中で静かな時間を取れないので、ここに来ると落ち着いて気分が良くなる」と話した。
飯沼さんは「1周年の感謝をこめて、皆さんに旬のごちそうを召し上がっていただきたかった。これからも仏教を身近に感じてもらえるよう活動していきたい」と話している。
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