川崎市と(株)東芝は先月20日、太陽光と水のみで稼働できるエネルギー供給システムの実証運転を臨海部で開始した。災害時には300人に1週間分の電気と温水を供給できるという。再生可能エネルギー分野の産業拡大を図りたい考え。
システムの名称は「H2One(エイチツーワン)」太陽光発電設備と蓄電池、水素を製造する水電気分解装置、水素貯蔵タンク、燃料電池などで構成される。 平時には再生可能エネルギーを水素に変換して貯蔵する。災害時に太陽光と備蓄水素を使って発電し、排熱で温水を供給することができる。システムはコンテナ型のため、被災地へ輸送することも可能という。
市は今後も水素エネルギーを積極的に導入し、活用していく方針。今回の実証運転を足掛かりに、家庭用燃料電池などによる水素利用の普及拡大を図るという。
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