動物愛護週間中の9月24日、川崎市動物愛護センターで殺処分された動物を供養する動物慰霊祭が開かれた。同センター職員や川崎市獣医師会、ボランティアらが出席し、献花台に花を手向け、手を合わせた。
昨年度中に同センターを含む市内施設で殺処分された猫や動物実験でのマウスなど計518頭の霊を供養した。川崎市獣医師会の竹原秀行会長は「ペットの飼育は『終生飼育』が基本。人と動物がより良く共生できる社会が望まれている。飼い主に恵まれ、天寿を全うすることを願っている」と語った。
川崎市は2年連続で犬の殺処分ゼロを達成した。同センターの角洋之所長は「愛護ボランティアに協力したいという問い合わせが増えている。今後も殺処分数減少のため、収容動物の譲渡会、避妊・去勢手術普及への呼び掛けなどに力を入れていきたい」と話した。
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