市民がペルーの伝統文化を体験――。多摩区菅のNPO法人SAGA国際交流協会(原島小賀子会長)が5日、ペルーから訪れたホアン・ユパンキさんを招き、糸紡ぎと織物体験のイベントを開いた。原島会長の自宅にパッチワークを楽しむグループのメンバーら14人が集まり、文化交流を楽しんだ。
ホアンさんは標高3800mに位置するパタカンチャ村の出身。言語や産業など失われていく伝統を守ろうと、パタカンチャ村への体験観光旅行を企画し、PRのために来日した。
ホアンさんの糸紡ぎはアルパカの毛を細くこより、紡いでいく伝統的な手法。織物産業を支える材料となるため、ホアンさんの村では子どもの頃から取り組むという。
体験会で参加者はホアンさんの手ほどきを受け、羊毛を使って棒に毛を巻きつけながら糸を紡いだ。
参加したパッチワークグループを主宰する市田恭子さんは「なかなかない貴重な体験。初めてで難しかったが、気さくに交流できてうれしい」と話していた。
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