多摩消防署(日迫善行署長)が先月18日、よみうりランド内に毒物のサリンがまかれた想定でテロ対策合同訓練を行った。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、不特定多数の市民が集まる場所でのテロ災害に備え、消防、警察、区役所が合同で訓練を行い関係機関の連携を図る目的。総勢約100人が参加する大規模なものとなった。
訓練は、よみうりランドのフードコート内にテロ実行犯1人が毒物を投棄し、一部の来園者が目や喉の痛みを訴えているという想定で開始。防護服を着た隊員が毒物の検知を行い、救助活動や除染活動が本番さながらに行われた。
よみうりランドの担当者青木康司さんは「爆発物を想定した訓練は経験があったが、毒物ははじめて。避難誘導や症状の情報共有、車両のスペース確保など勉強になった」と振り返った。
日迫署長は「各機関がそれぞれの役割を果たすことが大切。普段から顔の見える関係づくりを心掛けていきたい」と話した。
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