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脳神経外科 頭痛が気になるのですが…
誰でも日常的によくみられる頭痛ですが、その程度や頻度は人それぞれで判断に迷うところです。そこで、重要なポイントとして「痛い頭痛」と「こわい頭痛」についてお話したいと思います。
この2つは全くの別物ですが、痛さとこわさの度合いは必ずしも一致しません。激しい痛みでも、女性に多い片頭痛や男性に多い群発性頭痛など、慢性的な頭痛だったりもしますし、痛みが弱くても突発的なときは、くも膜下出血のような命にかかわる疾患が疑われることもあります。後者の場合は早期発見と治療が回復のカギになります。くも膜下出血は特に、発症した方が家系にいると、発症率は上がります。40代でもその可能性はあるので、一度は検査しておきたいですね。
問診で早期発見を
頭痛診断では、その種類を見極めるために「問診」が最も大切です。「一次性頭痛」は外来治療になりますが、「二次性頭痛」には入院や外科的治療が必要になる危険性が潜んでいます。一次性頭痛は片頭痛や緊張性頭痛がほとんどで、痛いけれどもこわくない頭痛です。これらはストレスや緊張、自律神経が原因になるため、薬物を中心にした治療を進めていきます。
こわい頭痛が含まれる二次性頭痛でとにかく見落としてはいけないのが、くも膜下出血です。また、風邪のような症状が先行して頭痛が生じるものに髄膜炎があり、こちらも要注意です。外来で多くみられる二次性頭痛としては、副鼻腔炎の急性憎悪による頭痛もありますが、こちらはこわくない頭痛ですね。
まずは頭痛の原因を明らかにして、患者さんに安心してもらえるよう心がけています。些細なことでも自分で決めずに、専門医に早めに相談するのがよいでしょう。
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5月3日
4月26日