布田在住で市立下布田小学校の7代、12代目PTA会長を務めた小川米夫さん(68)が、郷土史に関する出前授業を先月20日、同校体育館で開講。3年生51人が参加した。
この取り組みは同校で23年続いた「どんと焼き」を子どもたちに知ってもらおうと、実行委員会を担う3年生を対象に小川さんが毎年開講。どんと焼きが3年前に休止になったため、小川さんの自宅庭に祭られる稲荷や、行事で実際に使用する「のぼり」について話をするようになった。
お正月と豊作を祈願する2月の「初午(はつうま)の日」に、小川家で毎年立てている約6メートルの「のぼり」2本がこの日も登場。約160年前にあたる「安政二歳(年)」との記載があり、「多摩郡布田村」とも。大きなのぼりに児童たちの関心が集まった。
どんと焼きは、開催時の写真が檀上に映し出され、手順や目的について説明された。小川さんは「火は大事だが怖いもの。いたずらはダメ。地域で火事を出さないように気をつけて」と呼びかけた。
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