中野島駅北側に位置する全6棟の大型マンション「新多摩川ハイム」。737世帯に約2千人が暮らし、中央にある町会館や広場には地域住民が集う。そんな同マンションでは、住民によるボランティア団体がウェブサイト「ハイムのひろば」を運営。住民に向けた情報発信や、マンション内外の交流の場として広がりを見せている。
サイトを制作、運営するのは「ハイムのひろばをつくる会」。マンションの管理組合から委嘱を受け、企画からデザイン、記事の作成まで全てを担っている。
サイトは元々個人の手で作られていたが、存続していくために一昨年会を発足。ウェブサイトの自作経験があった西敏さん(69)を中心に、ほとんど初心者という50〜60代の住民ら十数人が集まった。「複数の人がどこからでも編集できる制作ソフトを使用。住民だからこそできる手作りの内容を考えた」と西さん。メンバーは勉強会を重ね、昨年4月にサイトをリニューアルオープンさせた。
サイトにはマンション内のお知らせや19の同好会組織の紹介のほか、多摩区内のニュースや近隣の「お役立ち情報」、住民の芸術・文芸作品集、敷地内にある樹木の図鑑―と、多岐にわたる内容を掲載。講演会やフォトコンテストを開催するなど、サイトの枠を超えた活動にも取り組んできた。会の代表を務める山根昭郎さん(66)=人物風土記で紹介=は、「住民の手作りでこれだけ充実したサイトを運営しているマンションは珍しいと思う。住民でない人にも見てもらえるオープンな『ひろば』にしていきたい」と思いを話す。
同サイトは【URL】http://heimnohiroba.com/で閲覧できる。
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