県立向の岡工業高校(堰)が、県立中原養護学校の依頼を受け、パラリンピック種目「ボッチャ」で使用される競技器具「ランプ」を製作。中原養護学校で3月22日、贈呈式が行われた=写真。
ランプは障害によりボールを投げられなくても、スロープにボールを転がすことで投球ができる装置。贈呈されたランプは、向の岡工業高校機械研究部の生徒が製作した。
同部の大塚公輝君(17)は、製作にあたりボッチャを実際にプレーし、使いやすさを工夫したという。「脚部分のアルミを溶接するのが難しかったが、次回製作するときにはもっと良くできれば」と振り返った。中原養護学校高等部2年の粕田果鈴さんは「今回はランプの製作、贈呈をしていただきありがたい。大切に使いたい」と話していた。
ボッチャはヨーロッパで生まれたスポーツで、重度脳性麻痺もしくは四肢重度機能障害者のために考案されたという。
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