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日本女子大西生田図書館 区民利用、静かに終了 協定から7年半 移転前に

教育

公開:2021年1月1日

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図書館内の各階を案内する飯山さん=先月21日
図書館内の各階を案内する飯山さん=先月21日

 2021年春、西生田キャンパスの人間社会学部が目白キャンパス(東京都文京区)に移転、統合する日本女子大学。移転を前にした12月25日、構内にある「西生田図書館」の区民利用がひっそりと幕を下ろした。

 西生田図書館は2013年、川崎市立多摩図書館と協定を締結。同年6月10日から多摩区民の利用を受け入れた。18歳以上の女性が対象で、館内閲覧のみ可能だったが、初年度は69人が利用登録。昨年7月までに延べ220人以上の登録があった。大学図書館ならではの学術書や専門書を読みに訪れる利用者が多かったという。西生田図書館に勤務して7年目の飯山智子さんは、「何度も来られる熱心な方や、親子でいらっしゃる方もいた。少しはお役に立てたのかな」と思い返す。

 今年度はコロナ禍で4月3日から一時閉館。学生や教員の利用は制限を設けながら再開したが、区民利用は休止したまま終了を迎えた。1月末で学生の利用も終え、移転後は閉架の保存書庫となる。飯山さんは「短い間でも地域の方に利用していただいてありがたい。図書館としては1990年に開館し、30年。多摩区で培ったものを目白の地にも運んでいけたら」と感謝を表した。

 多摩区内では専修大と明治大の図書館も市民利用の対象で、3大学と多摩図書館が連携した情報交換も続いてきた。西生田図書館について、多摩図書館の横田直行館長は「利用できたことは市民にとって非常に有益だったと思う」と語った。

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