昨年12月から行われてきた、シニア読み聞かせボランティア「りぷりんと・かわさき」(塩崎昇代表)による講座。最終講義が2月27日に中野島会館で行われ、受講生18人が絵本読み聞かせの練習の成果を披露した。
2006年から多摩区内の幼稚園や小学校、介護施設等での絵本の読み聞かせを続けている同団体。活動の新たな担い手につながるこの講座は、60歳以上が対象。読み聞かせインストラクターの熊谷裕紀子さんらが講師を務め、子どもについての理解から身体づくり、表現技術や実演まで12回にわたり開講された。
最終講義では会員も見守る中、受講生が4つのグループごとに発表。「はるみつけた」「ゆうきをだして」など、テーマに沿った絵本を用意し、子どもたちが目の前にいるかのように感情を込めて読み上げた。発表を見届けた塩崎代表は「皆さん絵本を自分のものにして、届けたい気持ちが伝わってきた。熱意をものすごく感じた」と話していた。
同日、受講生には修了証書を授与。受講した一人で、カリタス学園事務長でもある鈴村歩さんは「熊谷先生の指導力に引き込まれた。りぷりんとのすばらしい取り組みに私も参加して、ボランティアとして役に立てたら」と前向きに語った。同講座の委員長を務めた鈴木サチ子さんは「皆さん熱心に受講してくれた。多くの方に、今後も地域で活躍してもらいたい」と思いを話した。
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