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【Web限定記事】かわさき市美展 最優秀賞10年ぶりに写真「偶然の出会い」 3月6日から入賞作品展、ミューザで

文化

公開:2021年3月5日

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最優秀賞に輝いた畠山さんの『雲と江ノ島』
最優秀賞に輝いた畠山さんの『雲と江ノ島』

 第54回かわさき市美術展の入賞作品展が3月6日(土)から13日(土)まで、ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で開催される。

 今回の最優秀賞は畠山知寿子さん(藤沢市在住)の写真作品『雲と江の島』。畠山さんは日が昇る前の浜辺で犬の散歩中だった人と偶然出会い、白んでいく空と江ノ島、犬の3点が重なる風景を切り取った。「犬の『伏せ』が自然に対する礼拝のようにも見え、いいなと思ってシャッターを切った。写真は出会いの芸術と言われるので、自分の足であちこち出向いて被写体を探している」と畠山さん。写真作品が最優秀賞に選ばれるのは10年ぶりといい、審査員は「明暗や色のコントラスト、素材感などの対比が非常に理知的に構成されている。たくさんの応募作品の中で目を引く力があった」と評価した。

 畠山さんは幼い頃から川崎市に縁があり、市内の学校にも通学。これまで写真は独学だったが、ステップアップのため昨年から専門学校で学び始めたという。今回、人生初の応募での快挙に、「びっくりした。川崎をはじめ、いろんな地域の方に見てもらえたらうれしい」と語った。

中高生部門は長沢中・照井さん

 中高生部門の最優秀賞であるコミュゼ川崎大賞は、長沢中学校(麻生区)の照井颯さん(3年)による絵画作品「絶叫羅漢絵図」が受賞。「怒り」の感情を表現したという照井さんは、「あまり怒ったことがないからこそ、『怒り』がどういう感じなるか描いてみたいと思った」と話す。市民ミュージアム館長で同審査員長を務めた大野正勝さんは「中学生で、自分の思いを画面で表現できていることがすごい。20代の青年が描いたような上手さや強さを感じる」と講評した。

 同じ川崎市出身の芸術家・岡本太郎を尊敬する照井さん。「いつか壁に絵を描きたい。将来はデザイナーに興味がある」と夢を膨らませる。

 市美術展の主催は川崎市市民ミュージアム。今回は全373点の応募作品から113点が入賞・入選した。入賞作品展は入場無料。会場はミューザ川崎シンフォニーホール4階企画展示室、午前9時30分から午後5時まで。問い合わせは【電話】044・754・4500。

中高生部門の最優秀賞に輝いた照井さんの『絶叫羅漢絵図』
中高生部門の最優秀賞に輝いた照井さんの『絶叫羅漢絵図』

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