コロナと向き合う地域の医療従事者と市民に相互理解を深めてもらおうと、川崎市内の有志らが新しい取り組み「カワサキ サンクス ブリッジ プロジェクト」を先月開始。新設したサイトを拠点に、情報交換や交流の場づくりを進めている。
同サイトでは、診療所や自治体の医療・介護従事者の役割を動画や漫画で紹介。市民側からは、従事者に向けた絵や手紙、動画による応援や感謝のメッセージを募って掲載している。
サイト運営などプロジェクト活動は、市民のほか企業や地元団体のメンバーが参加する実行委員会が担う。発起人の一人で、多摩区内で医師と高齢者をつなぐ活動に取り組んできた橋本竹史代表(60)は、コロナ下で多くの情報があふれる今、医師と市民の意思疎通が不足していると痛感。「まずはコロナについて知ってもらい、誤解や偏見をなくせるよう微力ながら貢献したい」と胸中を語る。
このプロジェクトは川崎市医師会(岡野敏明会長)が後援し、動画制作などに協力。岡野内科医院(登戸)院長の岡野会長は「地域医療や福祉へのダメージが大きい中、地域ぐるみのプロジェクトは関係者を勇気づけるだけでなく、感染防止の啓発にもつながる」とのコメントを寄せる。
プロジェクト詳細はサイト(https://kawasaki-thanks.jp)。
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