焼失したときの太田家＝同園提供
川崎市立日本民家園で６月20日（日）、防災意識を高めるイベント「民家園防災デー」が行われる。雨天決行。
会場は国指定重要文化財の旧太田家住宅。同住宅は１９９０年７月、生田緑地内で打ち上げられた花火が屋根に落下し、主屋を中心に焼損。復旧修理工事を92年に終えた。
防災デーはこの出来事を振り返る催しとして毎年実施しているもので、今回は内容を一新。焼損部材の保存収蔵庫を公開するほか、消火訓練、ドレンチャー（延焼防止装置）放水訓練を行う。建物を傷めるなどの理由でこれまで実現が難しかったドレンチャー放水については、旧太田家が改修工事を今秋控えていることや、養生しやすい環境が整っていることなどの条件が重なり実現に至った。
多摩消防署協力。公開は午後２時から20分間、訓練は２時30分から３時まで。放水で濡れる可能性があるため雨具、タオル等は持参を。
問い合わせは【電話】０４４・９２２・２１８１。
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