三田小学校(上杉忠司校長)の地域の寺子屋で11月15日、落語家の春風亭朝之助さん(39)=中野島在住、人物風土記で紹介=が高座を務めた。
市民グループ「みた・まちもり寺子屋」(塩沢和美代表)が運営する同校の寺子屋は毎週水曜、1時間の学習のうち15分をゲームなどで楽しむ時間としている。朝之助さんは塩沢代表と交流があり、2016年から毎年この時間を利用し、落語を披露している。
この日は2、3年生11人が参加。図書室の一角に設けられた高座で朝之助さんは落語の説明や小噺を披露し、麺をすするしぐさのコツも伝授した。短時間にもかかわらず児童はプロの話芸に大笑い。高座にのぼり名作「寿限無」の一説を披露する一幕もあった。小3の男児は「寿限無以外の落語や麺の食べ方を覚えられた。また聞きたい」と感想を話していた。
「子どもたちに、普段なかなかできない体験をしてもらいたかった」と塩沢代表。朝之助さんは「映像でも落語は見られるが、ライブ感がなかなか伝わらない部分もある。生で落語にふれる空間を楽しんでもらえた」と述べた。
朝之助さんは二ツ目。来秋、真打に昇進予定。
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