多摩区と麻生区の小中学生を対象にした「税の標語」の表彰式が12月5日、川崎西税務署で行われ、応募総数1841件の中から入賞者20人が表彰された=写真。
主催は、消費税の適正申告をPRする川崎西間税会(伊藤久史会長)。次世代を担う子どもたちに、税金の在り方、納税の義務など、税を身近に感じてもらうための租税教育の一環として、毎年実施しており、今回で9回目を迎えた。
今年、6月下旬から9月上旬まで、両区の小中学生から作品を募った結果、小学生1698作品、中学生から143作品の応募があった。
その中から川崎西税務署長賞には、山内結和さん(金程中3年)の「消費税 日本を支える 杖になる」が選ばれた。山内さんは「自分が選ばれると思っていなかった。びっくりしたけれどうれしい」と喜んだ。作品については「税金は公共施設など自分たちの生活の支えになっているので、杖とかけてつくった。将来、自分も抵抗なく税金を納められるようになると思う」と税への思いを語った。「消費税 めぐりめぐって あなたのもとへ」の作品で、川崎市長賞と神奈川県間税会連合会会長賞を同時受賞した紙戸智美さん(片平小6年)は「受賞できてうれしい。税金がないと病院や学校が建てられないことを学んだ。自分も将来しっかり働いて払っていきたい」と話した。伊藤会長は「2千点近い応募があり感謝している。標語の背景にある税金の大切さについて考えてくれた有意義なコンクールになった」と総括した。
多摩区内の受賞者は次の通り(敬称略)。▽川崎西間税会会長賞/松原海(下布田小)▽全国間税会総連合会入選/佐々木一花(菅小)▽金賞/下川結愛(宿河原小)▽銀賞/井上翠(東生田小)/塚原彩遥(中野島小)/早川梨華(東菅小)▽銅賞/大和谷珠希(稲田小)/櫻井建太(西菅小)/小泉七海(三田小)/内山あかり(菅小)
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