川崎市と東京藝術大学が連携して2024年4月からアートコミュニティ形成プロジェクト「こと!こと?かわさき」を開始する。主体となるアートコミュニケータ(愛称・ことラー)を12月17日から24年2月2日まで募集する。
誰もが身近に文化芸術に触れ、参加できる環境「アート・フォー・オール」の実現に向けた市の取り組みの一環。市と同大は今年6月、「アートを介したコミュニティ形成事業に係る連携協定」を締結しており、市内の文化芸術資源を活用し、文化施設だけでなく、福祉や医療の現場とも連携して、アートを介したコミュニケーションの創出を目指していく。
活動の主体となる「ことラー」を30人募る。4月から6月に隔週で開催する基礎講座では、対話力や良いミーティングの仕方などを学ぶ。7月以降は美術館などでの作品鑑賞やフィールドワークを通じて、新たな価値を見出す力を養っていく。地域などと連携した特別プログラムも。その後、自主的にアイデアを出し合い、実際にプロジェクトを動かしていく。
同プロジェクトマネージャーを務める同大の近藤乃梨子さんと玉置真さんは「同じ絵を見ても感じ方は人それぞれ。違いを共有することで、お互いに深いコミュニケーションがとれることを期待している」と述べ「面白がり、自分事として、主体的に取り組んでくれる『ことラー』が集まるとうれしい」と呼びかけた。応募の条件などの詳細は「こと!こと?かわさき」で検索を。(問)市民文化局【電話】044・200・3170
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